ひと足早いオフシーズン、いきなり話題てんこ盛りです。
元スポーツギャンブラーで、現在はマヴスの定量的研究開発ディレクターを務めているハララボス・ヴルガリス(不思議な名前と思ったら、ギリシャ系カナダ人なのね)があらゆることに口を出し“裏GM”状態になっていることで、フロントオフィス内だけでなく選手側にまで不和が及んでいる……というスキャンダルが出てきて、これが様々なところに飛び火しています……。
さて、この騒動はどこに落ち着くのか……。
6/15 ルカ・ドンチッチが2020-21オールNBAファーストチームに選出
🔮 ALL-NBA FIRST TEAM 🔮
— Dallas Mavericks (@dallasmavs) 2021年6月16日
Congrats, @luka7doncic! pic.twitter.com/YT4p7ct3Ew
他の4人はヤニス・アンテトクンポ(ミルウォーキー・バックス)、ニコラ・ヨキッチ(デンヴァー・ナゲッツ)、カワイ・レナード(ロサンジェルス・クリッパーズ)、ステフィン・カリー(ゴールデンステイト・ウォーリアーズ)。
ルカはオールNBAファーストチームに複数回選出された史上最年少の選手になりました。
また、今回の選出で通称“デリック・ローズ・ルール”の条件を満たしたルカは、今オフシーズンに2022-23シーズンのサラリーキャップ30%に達するルーキーマックス契約延長が可能に。5年約221.8億円!
6/16 ドニー・ネルソン退団
マヴスのジェネラルマネジャー兼バスケットボール部門責任者のドニー・ネルソンが退団することで合意。
24年間所属したチームを去ることになりました。
“裏GM”ハララボス・ヴルガリスを中心としたマヴス内部崩壊スキャンダルの報が出た直後の退団。
チームの長年の功労者のこういう形での退団は不安が……。
なお、マヴスは後任探しのために人材スカウト会社と契約。
6/16 マヴス・アカデミー・キャンプ開催
COVID-19の影響で約2年ぶりとなった直接対面方式でのキャンプが開催(昨年はZoomなどでのヴァーチャル開催)。
ドリアン・フィニー=スミスが登場し、参加した子供たちと交流。
「どれぐらい遠くから撃てますか?」と訊かれて「まあ、車から降りてすぐ(建物の外、駐車場から)だって撃てるよ」と答えたドードー。
来シーズンの更なる躍進に期待!(笑)
6/16 ジョシュ・グリーンがオーストラリア代表最終選考キャンプメンバーに
男子バスケットボール・オーストラリア代表、通称ブーマーズがこれまでの候補からメンバーを絞った19人を発表。
このメンバーで6月下旬にアメリカ代表と行う練習試合に臨み、さらに12人に減らして東京オリンピックに臨みます。
ちなみに、元マヴのライアン・ブローコフ(サウスイーストメルボルン・フェニックス)も選出に。
6/17 リック・カーライル退団
マヴスのヘッドコーチを13シーズンにわたって務め、2011年にはリーグ優勝、フランチャイズ史上最多勝利記録を持つリック・カーライルまでもが退団。
ドニー同様、今シーズンの終了会見の段階では明らかに来シーズンも続投の様子だったのが、ヴルガリス騒動の後に突然こういう報が出るのは本当に……。
6/18 ダーク・ノヴィツキーが特別アドヴァイザーとしてマヴス復帰
「マーク(・キューバン オーナー)が助けを求めてきたから、もちろんイエスと言ったんだ。マヴスを助けられるなら何でもする。乗ったよ」とダーク。
さすがに今回の事態はまずいと思ったか、キューバンが動きました。
この動きはひとまず不幸中の幸い。
早速、ダーク、マイケル・フィンリー バスケットボール部門副責任者、長年マヴスに在籍している信頼のおける面々、キューバンでチームの行く先に関して話し合いがもたれた模様。
良い方に向かうことを願います。
不安はたくさんだけれど、まずは「長年、本当にありがとう」をドニー・ネルソンとリック・カーライルに。
そして、こんな中颯爽と現れてくれたダーク・ノヴィツキーは本当にヒーローそのもの。ありがとう。
とりあえず、ルカはスロヴェニア代表で活躍中です。