Far East Maverick

I am a true maverick. I am far east.

2023年1月第2週ウィークリー・リキャップ

シーズン折り返した!

なんだかんだで早いなあ……。

 

1/7 ドーシーがレジェンズに帰還

マヴスとの2ウェイ契約からウェイヴされFAとなっていたタイラー・ドーシーがGリーグと契約(Gリーグ選手は各チームとではなくリーグと契約する)。

トレードなどでの放出でない限り、元所属チームが過去2シーズンで在籍した選手に対する保持権を有する復帰プレイヤー権からテキサス・レジェンズに所属することに。

2ウェイ契約は勿論マヴスへの帯同のみが許可されていたが、これからは純粋なGリーグ選手となるため全30チームがコールアップ可能に。

 

1/7 Game 40: NOP 117 - 127 DAL (23-17)

今回も前回以上に主力大量欠場のペリカンズだったけれど、今回は勝てた。

ずっと厳しいシーズンが続いていたマギーも活躍し、出た選手みんなの良さが出ていた感。

とはいえそれでもたまにドキドキさせてくるペリカンズ本当に強くなったなあ。

 

1/8 Game 41: DAL 108 - 120 OKC (23-18)

連戦だったこともありルカをお休みさせたら、やはりというか負けてしまった。

ルカ不在は当然オフェンスに響き、そこからディフェンスが崩れ、という悪循環。

後半ギアを上げてきたSGAにつけるディフェンダー陣も軒並み欠場中とあって打つ手なし。

 

1/9 ドンチッチが地域貢献賞

ルカ・ドンチッチが2022年12月期のチャイム・コミュニティ・スポットライト賞を受賞。

また、NBAケアーズ・コミュニティアシスト賞へ推薦もされた。

 

1/10 Game 42: DAL 101 - 113 LAC (23-19)

入らず、守れず。

ルカへは勿論のこと、ボールマンに対して強めのプレッシャーをかけてきたクリッパーズ

ルカ以外の選手のセルフクリエイト力が課題のマヴスにとってはこれだけでいろいろなところにヒビが入ってしまい、さすがマヴスをよく知るクリッパーズといった感じだった。

 

1/12 オールスター第二次中間発表

NBAオールスター2023ファン投票第二次中間発表、ルカ・ドンチッチは変わらずウェスタン・カンファレンス ガード部門の2位にランクイン。

今シーズンの活躍から考えても、スターター復帰はほぼ確実な気がする。

 

1/12 Game 43: DAL 119 - 115 LAL (2OT) (24-19)

リードを広げてもポロポロと失うマヴス、せっかく追い上げても滅茶苦茶なショットで自ら断ち切るレイカーズ、基準に一貫性がなく誤審も多い審判……という非常にドタバタした試合だった。

とはいえ、ルカ。MVP。

 

 

主力に怪我人だらけの中、よくやっている感。

ウェストが魔境なのもある意味助けになっているので、ここからうまく行けば一気に上位シードで頭一つ二つ抜けていくのも夢ではないはず!

クリスチャン・ウッドを考える

2022-23シーズンも半分の41試合を終えたので、そろそろ今シーズン新加入のクリスチャン・ウッドについて考えてみることにしました。

例によって自分の思考整理のためでもあるし、誰かにとっての「そういう見方もあるのか」という何かになればいいなと思います。

 

まずは

総合的に見て、素晴らしい活躍だったと思う。

獲得時に不安視されていた性格問題は「それ、誰かと間違えてない?」というぐらいに感じられないし、守備力のなさは思ったほどではなかったし徐々に上がってきているくらいだし。

勿論、課題がないわけではないけれど、昨シーズンのマヴスにはなかったものをプラスして押し上げてくれていると思う。

ありがとうウッド。

 

スターターか、リザーヴか

個人的にウッドの良さは「安定して得点できるオフェンス能力」「多少強引でも結果オーライにできるフィニッシュ力」「周りに頼らず打開できるセルフクリエイト力」だと思っていて、これってとてもとても6thマン向きの能力だと思う。

そもそもスターター級の能力がある選手がベンチから出てくるというだけでメリットがある上に、これだけ6thマンに求められる「流れを変えたい・棹さしたいときに必要な能力」を備えているのだから、6thマン起用はすごく理に適っていると思っている。

勿論、スターター級であることは確かだと思うので、スターターとして出しても全然いいとは思うけれど、スターターとして出るならばある程度システムの中に組み込まれることになるので、そうなると上記のような「暴れてこい」な彼の強みはちょっと薄まる。

ただまあ、そこはもう方針とチーム状況の問題でしかないというか。

そして方針として最初は守備のマギーで土台を作って(マギーの絶不調という誤算によりここはパウエルに変わるけれど)ウッドには途中からブースター役をしてほしい……という構想は全然ありでしょう。

ゆえに(特にオフェンス面で)活躍してる選手イコールスターターで出せ! ではないよなと個人的には思うのです。

ゆえにゆえに、怪我人が復帰してきたときにウッドがスターターから外れても不思議でも理不尽でもないと思うし、荒れることが予想される人たちには「まあまあ」と言いたい。

ということで個人的にはウッドがリザーヴで出てきてくれる方が“理想的”だと思っています。

 

出場時間

じゃあスターターじゃなくてもいいからもっと出場時間を与えろ! という声もたくさんあった。

シーズン序盤のマヴスは、ディフェンスができなくてリードを守れなかったり試合に勝てなかったりということがとても多かった。

そして、思っていたほどではなかったにしても、ウッドの守備力が高くなかったのも事実。

しかも新加入選手でチームのディフェンスシステムにまだ慣れておらず理解も進んでいないわけで。

そんな事情と状況が重なって、「守りたい」とヘッドコーチが感じる場面でより守備力が高くシステム理解度も深いクリーバーやパウエルに替えられてしまうのは致し方ないことだったと思う。

とはいえ、怪我人事情と状況はセットではあれど、守備力を成長させてきている最近は出場時間を伸ばしてきているので、これに関しては最終的には問題にならなさそう。

ウッドが攻守両面でプレイさせられる存在になると、チームとしての戦術幅が広がって本当にありがたいはずなので、守備力上昇のこの傾向はぜひ続いていってほしい。

 

期待していた役割

そんなわけで、シーズン序盤の起用法やニコ・ハリソンGMがラジオで「ベンチから出場してエナジーを注入してくれている。これこそ私たちが彼に求めていたものだ」という旨の発言から、獲得時からマヴス的狙いは「自ら得点に繋げられる安定した攻撃力で、ベンチから流れを変える存在として活躍してほしい」というものだったのだと思う。

正直、トレードで出した対価から考えてもそこまで大きなピースにすることは想定していなかったんじゃないだろうか。

あくまでエクストラなパーツというか。

ローテーション的にルカと一緒に出る時間半分・そうでない時間半分なのも、ルカとの相性は良しと見つつもルカとは関係のないところで得点できる存在であってほしいという期待と狙いだろう。

ルカとのピック&ロール(ないしポップ)が強力なので「二人の時間をもっと!」と思ってしまうのもわかるけれど、それだと結局ルカ中心オフェンスを伸長させたにすぎない。

ディンウィディーもそうであるように、実はちょっとずつルカ半分・自分半分ができる選手や状況を整えようとしているように見えるマヴス。

ただ、シーズン序盤のチーム成績不調と思った以上にウッドが良かったことが相まって、いろんな議論になってしまったのだと思う。

期待以上の活躍に、マヴス的にも嬉しいやら困ったやら。

 

契約延長か、再契約か、トレードか(、FA移籍か)

ということで絶対的にも相対的にも価値が上がったクリスチャン・ウッドという存在。

契約最終年である今シーズンは今後についての判断をしなければならないわけだけれど、なかなか難しくどう転んでもおかしくない状況。

まずは一応、契約延長が行われず、次の夏にウッドがFAとなった際、マヴスが提示できる最大のもの(マヴスが最長最高金額オファー権利あり)は下記の5年(以下、金額関係は全てMavsCBA氏のツイートを参照)。

2023-24(新規1年目):約53.1億円($40,200,000)

2024-25(新規2年目):約57.3億円($43,416,000)

2025-26(新規3年目):約61.5億円($46,632,000)

2026-27(新規4年目):約65.8億円($49,848,000)

2027-28(新規5年目):約70.0億円($53,064,000)

これはちょっと高すぎるし本人もここまでは現実的ではないと考えている気がするのでここでは考慮外とします。

次は契約延長に関して、マヴスが提示できる最大のものは下記の4年延長。

2022-23(現行契約):約19億円($14,317,459)

2023-24(延長1年目):約22.7億円($17,180,951)

2024-25(延長2年目):約24.5億円($18,555,427)

2025-26(延長3年目):約26.3億円($19,929,903)

2026-27(延長4年目):約28.1億円($21,304,379)

一方で、マヴスが提示したと噂されているオファーは下記の2年延長。

2022-23(現行契約):約19億円($14,317,459)

2023-24(延長1年目):約22.7億円($17,180,951)

2024-25(延長2年目):約24.2億円($18,326,348)

昇給率の差はあれど金額的にはそこまで大きな違いはないので、問題になってくるのは年数。

マヴス提示の2年に対し、ウッドはより長期を求めたとのことで、選手がより長くより高い契約を求めるのはまあ当然のこと。

ただ、4年となるとルカの契約と同じだけ続くことになるので、このデュオで行くんだとベットするにしても2027年のFAが重くてしんどい。

ので、やっぱり提示されたと噂の2年延長が理に適ってるのかなという印象。

一応、短期延長は短期延長でその後の再契約時に高額契約を結べる可能性があるというウッド側にメリットになる条件もあったはずだけれど。

2年をウッドが呑んでくれたら最高なんだけれど、こればっかりは平行線になってしまう可能性も高い。

それによって延長できずにFAに突入してしまうぐらいであればトレードもやむなしかなと個人的には思います。

需要はわからないけれど価値は上がったと思うし、元々“レンタル”で終えるのも視野に入れた獲得だったとは思うし。

そうは言っても煮え切らない感じになってしまうのは、ウッドを出してとった選手がウッド以上にフィット・活躍できるか不安だからなわけなので、ウッドの活躍はやっぱり嬉しいと同時にマヴスをより難しいポジションに導いた感じもするのでした。

ウッドが呑んで短期延長か、マヴスが折れて長期延長か、どちらも叶わずトレードか、しかしいい話がなく再契約交渉でリセットか、全て“なかったことになる”か……。

たぶんこの順が理想的かつ優先順位の高いシナリオ。

 

 

随分長くなってしまったし、書いているうちに整理するどころか結局悩みが大きくなった気がする(自分が悩んだところでどうしようもないが)。

でも要はそのぐらいの状況なので、この先どのルートに進んでも理解はできるし、なるべくしてなったんだなと受け入れるのみ。

結論としては、“自分が考える理想”は「短期延長を丸くできて、ウッドが控えで出てこられるチーム状況になること」。

これが一番強いマヴスが見られるんじゃないかなあと思う(ウッド以外の課題が多いけど)。

2023年1月第1週ウィークリー・リキャップ

明けましておめでとうございます!

2023年はどんなマヴスだろうか。

 

12/31 HBD, GSJ!

グレッグ・セントジーンAC(たぶん)32歳の誕生日!

想像よりずっと若くてびっくりした。

正直、マヴスのオフェンスはイゴール・ココシュコフACが抜けた穴を個人的には大きく感じている今シーズンだけれど、最近は徐々に手数が増えてきている印象(シーズン中にそんなことあるのか?)。

選手たち、コーチたちからともに信頼が厚いようだし、きっとファンからは見えないところで努力しているのでしょう!

マヴスのオフェンスを頼んだ!

 

12/31 Game 37: DAL 126 - 125 SAS (21-16)

スパーズのポポヴィッチHCの「ルカを50点未満に抑えることが目標」という冗談を真に受けたルカが51得点。

とはいえ、なかなかに崩れたディフェンスがたたって勝負は最後の最後までわからない状態に。

勝てて良かったが、なかなか締まらないのが難しい。

 

1/1 マヴスショップにスロヴェニア代表グッズ

マヴスショップでスロヴェニア代表グッズの取り扱いをスタート。

SLOVENIA COLLECTION

と言ってもルカのホームジャージーとパーカーとトレーナーの3点のみだが、マヴスショップで買えるのは便利でありがたい。

これからもっと増えるんだろうか。

 

1/2 ルカが連続週間MVP

ルカ・ドンチッチが2022-23シーズン第11週のウェスタン・カンファレンス プレイヤー・オブ・ザ・ウィークを受賞し、連続受賞。

チームが3勝0敗だったこの週、ルカは平均48.7得点(61.7%FG・48.0%3FG)・13.0リバウンド・10.7アシスト・2.3スティール・1.3ブロックというわけのわからない数字を記録。

ちなみに、イースタンの受賞者はウィザーズのクリスタプス・ポルジンギスで、なかなかに感慨深い同時受賞となったのだった。

 

1/2 Game 38: DAL 111 - 106 HOU (22-16)

ルカも周りもみんな入らず、こういう日はやむなしか……と思っていたら、粘りの追い上げで逆転勝利!

スーパースモールラインアップ采配やパウエルの頑張りやウッドの4ポイントプレイや、みんなで諦めずに踏ん張り続けた結果。

ショット不調でもディフェンスと努力で戦えるようになってくると、いい方向に向かってくれそう。

これで連勝は優勝した2010-11シーズン以来最長となる7に。

 

1/3 ルカが月間MVP

ルカ・ドンチッチが2022年12月期のウェスタン・カンファレンス プレイヤー・オブ・ザ・マンスを受賞。

まあ、そらそう。

 

1/4 ウッドが慈善イヴェントに参加

クリスチャン・ウッドが慈善活動イヴェントに参加。

ウィンター・ウォームアップ・ドライヴ・ウィズ・レイジングケーンと名付けられた、冬物衣服を寄付してウッドと交流できるというもの。

その場で契約延長について尋ねられたウッド。

マヴス側は2年をオファー、ウッド側は4年を望んでいるのと噂がある中だったが、本人は延長希望をしている旨の発言。

さあどうなるか。

 

1/5 オールスターファン投票一次発表

NBAオールスター2023、ファン投票第一次中間発表。

ルカ・ドンチッチがウェスタン・カンファレンスのガード部門2位にランクイン。

 

1/6 ドーシーがレイカーズとワークアウト

マヴスの2ウェイ契約からウェイヴ後FAとなり、ユーロリーグへ戻ると見られていたタイラー・ドーシーがレイカーズとワークアウトを実施。

10日間契約に向けたテストと見られる。

 

1/5 Game 39: BOS 124 - 95 DAL (22-17)

相手は入る、こちらは入らない。そのうちに気持ちも切れて完敗。

さすがにリーグベストの勝率を誇るセルティックスは強かったが、この日はそれ以上に自分たちでリズムを崩してしまった感。

形を作っても入らないショット、対応しきれないディフェンスとちぐはぐだった。

切り替えよう。

 

1/6 ウォーカーをウェイヴ

マヴスはケンバ・ウォーカーをウェイヴ。

NBAの契約保証期限を翌日に控えていたこと、10日間契約が解禁されたためにロスタースポットに柔軟性を持たせておきたいこと、マッキンリー・ライト4世の活躍、などなどいくつかの事情が重なっての結果。

たった9試合のみの出場だったが、ファンの記憶と心に残る活躍だったし、きっとロッカールームでも存在感を示してくれていたと思う。

残念だし寂しいが、こればかりは仕方がない。

一応、キッドHC曰く10日間契約で再度ケンバと契約する可能性は残されているとのことだが、果たして。

 

1/6 ブラウンがレイカーズ10日間契約

元マヴ、スターリング・ブラウンがレイカーズ10日間契約

マヴス→ロケッツ→サンダーとトレード後にウェイヴ、さらにその後はGリーグと契約しラプターズ905でプレイしていたが、早々にNBA復帰の足掛かりを掴んだ。

頑張ってほしい。

 

 

年を跨いだ連勝は完敗でストップしてしまったものの、「また連勝を始めればいい」というディンウィディーの言葉は非常に頼もしい。

きっと今年もいつも以上に楽しいマヴス生活が待っているでしょう。